喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前、11月から12月上旬までに投函します。郵便局の年賀状受付開始は12月15日です。そのまま使える文例、出す範囲と相手、書き方のマナーを日本郵便の解説に基づいてまとめました。
喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前、11月から12月上旬までに投函します。郵便局での年賀状受付が12月15日に始まるため、遅くとも12月14日までに届けるのが目安です。出すのは一般的に2親等までの身内が亡くなった年。文例はこの記事のものをそのまま使えます。
まず、この3点を押さえてください。
- 投函時期 → 11月〜12月上旬。遅くとも12月14日までに相手へ届ける
- 出す場合 → 2親等まで(父母・子・兄弟姉妹・祖父母・孫など)の身内が亡くなった年が一般的
- 出す相手 → 毎年年賀状をやり取りしている人+葬儀に参列してくれた人
喪中はがきとは|年賀状の代わりに出す挨拶状
喪中はがきは、正式には「年賀欠礼状(ねんがけつれいじょう)」といいます。「喪中のため、新年のお祝いの挨拶を控えます」と前もって知らせるためのはがきです。
年賀状を受け取ること自体を断る通知ではありません。「こちらからは出せません、失礼をお許しください」と詫びる挨拶状です。だから相手が年賀状の準備を始める前に届ける、という時期のルールがすべての起点になります。
喪中そのものの期間や範囲(どこまでの親族が喪に服すか)については、喪中とは|期間と範囲・してはいけないことで詳しくまとめています。
いつまでに出す?|12月14日までに届ける
日本郵便(郵便局のプリントサービス)の解説では、時期の目安が次のように案内されています。
| 時期 | すること |
|---|---|
| 11月初旬 | 年賀状の販売が始まる。このころが喪中はがきの送り始めの目安 |
| 11月〜12月上旬 | この期間に投函する |
| 12月14日 | 遅くともこの日までに相手へ届ける |
| 12月15日 | 郵便局で年賀状の受付が始まる |
出典: 日本郵便株式会社(郵便局のプリントサービス)「喪中はがきの範囲と時期」 https://print.shop.post.japanpost.jp/feature-mochu/mochu-until
2026年の12月14日は月曜日です。配達日数を考えると、12月10日ごろまでには投函しておくと余裕をもって間に合います。
年内に間に合わなかったら寒中見舞いで
12月後半に身内が亡くなった場合など、年内に喪中はがきを出せないことはあります。その場合は無理をせず、松の内が明けてから寒中見舞いで喪中を知らせるのが一般的です。年賀状をくれた方へのお詫びと返礼も兼ねられます。書き方と文例は寒中見舞い|時期・文例にまとめました。
出す範囲|誰が亡くなったとき・誰に出すか
誰が亡くなったときに出す?
日本郵便の解説では、喪に服するのは一般的に2親等までとされています。
| 親等 | 続柄 |
|---|---|
| 1親等 | 父母、義父母、子、子の配偶者 |
| 2親等 | 兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者、祖父母、孫 |
ただしこれは決まりではありません。2親等でも別居で交流が少なければ例年どおり年賀状を出す家庭もあり、3親等(叔父・叔母など)でも関係が深ければ喪中はがきを出す方もいます。最終的には気持ちと家ごとの判断で決めてよいものです。
誰に出す?
日本郵便の解説では、毎年年賀状をやり取りしている方に送り、葬儀に参列していただいた方にも送ることが礼儀とされています。一方で、仕事関係で年賀状をやり取りしている方には喪中はがきは出さない、とも案内されています。会社関係には例年どおり年賀状のやり取りを続ける方も少なくありません。公私を分けるかどうかは、勤め先の慣習に合わせて決めれば大丈夫です。
喪中はがきの文例|そのまま使える3パターン
喪中はがきの本文は、次の5つの要素で組み立てるのが基本の型です(日本郵便の解説による構成)。
- 年賀欠礼を告げる主文
- 誰の喪中か(続柄・名前・亡くなった月・享年)
- 生前お世話になったお礼
- 結びの挨拶
- 日付・差出人
文例1|基本形(続柄と名前を入れる)
喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年九月に父 ◯◯が八十八歳にて永眠いたしました 本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに 皆さまに良き年が訪れますようお祈り申し上げます
令和八年十一月
続柄・名前・月・年齢は自分の状況に置き換えてください。享年の数え方(満年齢か数え年か)は家や地域で分かれるため、迷ったら親族の年長者に合わせると角が立ちません。
文例2|故人の情報を書かない形
誰が亡くなったかを広く知らせたくない場合は、故人の情報を省いてかまいません。
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに 明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
令和八年十一月
文例3|夫婦連名で出す場合
夫婦連名で出すときは、続柄は差出人の筆頭(先に書く人)から見た書き方にそろえるのが一般的です。妻の父が亡くなった場合は「父」ではなく「岳父(がくふ)」や「妻の父」とするか、フルネームを添えると相手に伝わりやすくなります。
喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年五月に妻の父 ◯◯ ◯◯が永眠いたしました 生前のご厚誼に深く感謝申し上げます
令和八年十一月
書き方のマナー|5つのルール
日本郵便の解説で案内されている表記のポイントは次のとおりです。
- 前文(拝啓などの頭語や時候の挨拶)は省略する
- お祝いを表す「年賀」という言葉は使わない。「年始」「年頭」「新年」と言い換える
- 句読点(、。)をつけない
- 行頭の字下げをしない
- 数字は漢数字で書く
このほか、近況報告は書かないこと、文字は薄墨色に統一し、イラストも落ち着いた色合いの控えめなデザインを選ぶことが挙げられています。結婚や転居の報告をしたい場合は、寒中見舞いなど別のはがきに分けてください。
地域・家ごとの慣習について
喪中はがきを出す範囲や時期の感覚は、地域や家ごとの慣習によって幅があります。この記事は日本郵便の解説に基づく一般的な例のご紹介です。迷ったときは、親族の年長者に確認するのが確実です。
喪中はがきを受け取ったら
自分が受け取る側になったときは、年賀状を控え、必要なら松の内が明けてから寒中見舞いでお悔やみと挨拶を送ります。新年に顔を合わせる相手であれば、挨拶の言葉を「おめでとうございます」から言い換えるだけで十分です。言い方の例は喪中の新年の挨拶|言い方・返し方にまとめています。
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よくある質問
喪中はがきはいつまでに出せばいいですか?
日本郵便(郵便局のプリントサービス)の解説では、11月から12月上旬までに投函し、遅くとも12月14日までに相手へ届けることが大切とされています。郵便局での年賀状の受付が12月15日から始まるため、相手が年賀状を投函する前に届ける必要があるからです。
誰が亡くなったら喪中はがきを出しますか?
一般的に2親等まで(配偶者・父母・義父母・子・兄弟姉妹・祖父母・孫など)の身内が亡くなった年に出すとされています。ただし決まりではなく、同居や関係の深さで判断してかまいません。3親等以降でも、喪に服したい気持ちがあれば出してよいものです。
12月後半に身内が亡くなり、年内に出せない場合はどうすればいいですか?
無理に年内に出す必要はありません。日本郵便の解説では、年内に喪中はがきを出せなかった場合は、松の内が明けてから寒中見舞いの形で喪中であったことを知らせる方法が案内されています。年賀状をいただいた相手へのお詫びと報告を兼ねられます。
喪中はがきを出した相手から年賀状が届いたら、どうすればいいですか?
そのまま受け取って問題ありません。行き違いや、先方が見落としていただけのことも多いものです。返事をする場合は、松の内が明けてから寒中見舞いで返礼すれば失礼になりません。
喪中はがきに結婚や出産の報告を書いてもいいですか?
書かないのが基本です。日本郵便の解説でも、喪中はがきには近況報告は書かないこととされています。喪中はがきは年賀欠礼を詫びる挨拶状なので、報告したいことがある場合は、寒中見舞いや別のはがきに分けて送ります。
出典