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相続・遺産

葬儀を終えて一息つくころ、相続の期限は静かに進んでいます。相続放棄は3か月、準確定申告は4か月、相続税の申告は10か月。このカテゴリでは、法定相続人の範囲や相続税の基礎控除、手続きの期限といった制度の事実を、国税庁・法務省・裁判所などの一次資料に基づいてまとめています。

相続は財産の内容や家族構成で答えが変わる領域です。当サイトが扱うのは一般的な制度の説明までで、個別の税務判断は税理士・税務署に、登記は司法書士・法務局に、争いのある場合は弁護士に相談することを前提にしています。

相続で決めることの順番

何から手をつけるかが見えないときの見取り図です。期限も税率も載せていません。期限は相続税の申告期限、税率は相続税の税率に、国税庁の一次資料つきで置いています。

順 決めること 何で決まるか 詳しく見るページ あわせて確認
1 誰が相続人になるか 家族構成と、先に亡くなった人がいるか 法定相続人チェッカー 代襲相続とは
2 遺言書があるかを確かめる 作られた方式と保管の場所 遺言書とは エンディングノートの書き方
3 相続するか放棄するか 財産と債務のどちらが多いか 相続放棄とは 被相続人とは
4 遺産をどう分けるか 相続人全員の合意が取れるか 遺産分割協議書とは 遺留分とは
5 相続税がかかるか 遺産の総額と法定相続人の数 相続税基礎控除計算機 相続税とは
6 税額をどう出すか 課税遺産総額と法定相続分 相続税の税率 相続時精算課税制度とは
7 いつまでに申告するか 相続の開始を知った日 相続税の申告期限 準確定申告とは
8 不動産の名義をどうするか 相続した時期と分割の成否 相続登記の義務化とは 遺産分割協議書とは

期限は同時に進みます。3と7は待ってくれないので、財産の全体像がつかめない段階でも、その2つの日付だけは先に確かめてください。数え方と起算日は各ページに置いています。

その制度は、どこが定めているか

相続の話は、税の話(国税庁)、民法の話(e-Gov法令検索)、登記の話(法務省)、争いの手続き(裁判所)が混ざったまま語られがちです。相談先が変わるところなので、どの話がどこの管轄かを分けました。当サイトが載せているのはこの4者の資料に書かれていることだけです。

知りたいこと 定めている主体 扱っているページ
相続人の範囲と法定相続分 国税庁 タックスアンサー No.4132/e-Gov法令検索「民法」 法定相続人チェッカー
相続放棄の申述と期限 裁判所/e-Gov法令検索「民法」 相続放棄とは
遺産分割がまとまらないときの調停 裁判所/e-Gov法令検索「民法」 遺産分割協議書とは
遺留分の割合と請求の期限 e-Gov法令検索「民法」 遺留分とは
遺言書の方式と法務局での保管 e-Gov法令検索「民法」「法務局における遺言書の保管等に関する法律」/法務省 遺言書とは
相続税の基礎控除 国税庁 タックスアンサー No.4152 相続税基礎控除計算機
相続税の税率 国税庁 タックスアンサー No.4155 相続税の税率
申告と納税の期限 国税庁 タックスアンサー No.4205 相続税の申告期限
相続登記の申請義務 法務省 相続登記の義務化とは
相続時精算課税の選択 国税庁 タックスアンサー No.4103 相続時精算課税制度とは

個別の判断は専門家へ

当サイトが扱うのは、上の4者が公表している一般的な制度の説明までです。誰がいくら相続するか、税額がいくらになるか、書面をどう作るかといった個別の判断は行いません。税額は税理士・税務署へ、登記は司法書士・法務局へ、相続人の間で争いがあるときは弁護士へご相談ください。

出典

  1. 国税庁 タックスアンサー No.4132「相続人の範囲と法定相続分」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  2. 国税庁 タックスアンサー No.4152「相続税の計算」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  3. 国税庁 タックスアンサー No.4155「相続税の税率」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  4. 国税庁 タックスアンサー No.4205「相続税の申告と納税」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  5. 国税庁 タックスアンサー No.4103「相続時精算課税の選択」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  6. e-Gov法令検索「民法(明治29年法律第89号)」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  7. e-Gov法令検索「法務局における遺言書の保管等に関する法律(平成30年法律第73号)」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  8. 裁判所「相続の放棄の申述」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  9. 裁判所「遺産分割調停」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  10. 法務省「相続登記の申請義務化に関するQ&A」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
  11. 法務省「自筆証書遺言書保管制度」(2026年8月25日にリンク到達を確認)
相続・遺産カテゴリのイメージ

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相続税がかかるかどうかの分かれ目は、法定相続人の数を選ぶだけで確認できます。

記事一覧

相続とあわせて確認したい手続き

相続の期限より先に、役所や年金の手続きの締め切りが来ます。

よくある質問

相続とは何ですか?

人が亡くなったときに、その人(被相続人)の財産上の権利や義務を、配偶者や子などの相続人が引き継ぐことです。民法は「相続は、死亡によって開始する」と定めています(民法882条)。引き継ぐのは預貯金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。

相続放棄はいつまでにすればよいですか?

自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に、家庭裁判所に相続放棄の申述をする必要があります(民法915条)。期間内に判断できない事情があるときは、家庭裁判所に期間伸長の申立てをする方法もあります。手続きの詳細は裁判所サイトの「相続の放棄の申述」で確認できます。

相続登記は義務になりましたか?

なりました。令和6年(2024年)4月1日から、相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内の相続登記の申請が義務化され、正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象になります(法務省)。施行日より前に相続した未登記の不動産も対象です。簡易な義務の果たし方として相続人申告登記という制度もあります。

出典: e-Gov法令検索「民法」882条・915条 / 裁判所「相続の放棄の申述」 / 法務省「相続登記の申請義務化に関するQ&A」