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作法

葬儀・マナー

供花の手配|相場・名札の書き方・送り方

供花の手配|相場・名札の書き方・送り方
この記事のまとめ

供花は、式を担当する葬儀社を通じて手配するのが確実です。訃報に辞退の案内がないかを確かめ、通夜が始まる3時間前までに届くように手配します。名札の書き方と連名の順序、金額の考え方、宗教別の花の違いをまとめました。

結論

供花(きょうか)を送るなら、式を担当する葬儀社に連絡して手配するのが確実です。会場の飾り付けと統一でき、宗教・宗派の作法も外しません。手配の前に、訃報に「供花辞退」の案内がないかを必ず確認。届けるのは通夜が始まる3時間前までが目安とされています。

いまから手配する方は、この3点を手元に用意してください。

  • 式場名・喪主名・通夜と告別式の日時(訃報か葬儀社に確認)
  • 名札に載せる名前(会社名・肩書の正式表記)
  • 辞退の案内が出ていないかの確認結果

供花とは

供花は、故人の霊前に供える花です。読み方は「きょうか」が一般的で、地域によって「くげ」とも読まれます。故人の安らかな旅立ちを祈り、遺族の悲しみを慰めるために、親族・友人・会社などが名前を出して贈ります。祭壇の脇に並ぶ、名札の立った花がそれです。

数え方には独特の単位があります。1つなら「一基(いっき)」、左右対称に2つ並べるなら「一対(いっつい)」です。かつては一対で贈るものとされていましたが、小さなお葬式の解説では、最近は一基だけでもよいとされています。式場の広さによっては一対を置けないこともあるため、どちらにするかは葬儀社に相談すると確実です。

手配の手順

1. 辞退の案内がないか確認する

家族葬を中心に、供花や香典を辞退する式が増えています。訃報の文面に「御供花・御香典はご辞退申し上げます」とあれば、送らないことが弔意です。文面にはっきり書かれていない場合は、葬儀社に電話で確認できます。

2. 式を担当する葬儀社に連絡する

供花は、式を担当する葬儀社経由で頼むのがいちばん確実です。理由は3つあります。

  • 祭壇まわりの花と大きさ・色調をそろえられる
  • 宗教・宗派に合わない花を避けられる
  • 会場への搬入時間を調整してもらえる

訃報に葬儀社名と式場名があれば、電話で「供花をお願いしたい」と伝えるだけで進みます。外部の生花店やインターネットからも手配できますが、式場によっては外部からの持ち込みを受け付けていないことがあるため、その場合も事前に葬儀社への確認が必要です。

3. 届く時間を確認する

小さなお葬式の解説では、通夜に間に合わせるには、遅くとも通夜が始まる3時間前までに手配するとされています。飾り付けの時間が必要なためです。通夜に間に合わないときは、翌日の告別式に合わせて送る方法もあります。

4. 名札の内容と支払いを確認する

注文時に、名札の表記を正確に伝えます(次の章)。支払いは、葬儀社経由なら後日請求や当日精算など方式が分かれるため、注文時に確認してください。

名札(芳名名札)の書き方

供花には、誰から贈られたかを示す名札が立ちます。書き方の基本は次のとおりです。

贈り主名札の書き方
個人氏名のみ(例: 佐藤一郎)
夫婦夫の氏名のみとするのが通例
連名(2〜4名)地位・肩書が上の方を右から順に
会社会社名のみ、または会社名+代表者名(例: 株式会社〇〇 代表取締役 佐藤一郎)
部署会社名+〇〇部一同(有志なら「〇〇部 有志一同」)
親族〇〇家一同、〇〇家親戚一同、孫一同 など
友人友人一同、〇〇大学友人一同 など

小さなお葬式の解説では、連名は2〜4人が一般的とされ、地位や肩書きが高い方を右から順に書くのがルールとされています。また、外国人名はアルファベットのままでは名札にできないため、カタカナ表記にするとされています。

会社名は「(株)」と略さず、登記どおりの正式名称で伝えてください。名札は式の間ずっと参列者の目に触れます。誤字や略称は、訂正の機会がないまま残ってしまいます。

金額の考え方

供花の金額について、全国的な統計調査は確認できていません。目安として、小さなお葬式の解説では種類ごとに次のような金額が紹介されています。

種類金額の目安(小さなお葬式の解説より)
スタンドフラワー1万円〜3万円程度
かご花数千円〜2万円程度
アレンジメントフラワー数千円〜2万円程度

一対で贈る場合は、一基分の倍額になります。実際の価格は葬儀社・生花店・地域によって異なり、式全体の花との釣り合いもあるため、「いくらのものを出すのが妥当か」は式を担当する葬儀社に率直に聞くのが確実です。同じ立場の人(他の部署・他の親族)とそろえたい場合も、葬儀社が把握しています。

宗教による花の違い

供花に使う花は、式の宗教によって変わります。小さなお葬式の解説では次のように紹介されています。

  • 仏式: 菊・カーネーション・百合・胡蝶蘭など。白を基調に、黄色やピンク、紫も使われる
  • 神式: 菊・カーネーション・百合など。胡蝶蘭は使わないとされる
  • キリスト教式: 百合やカーネーションなど。白が基本で造花は使わず、名札は立てないのが一般的とされる

ここでも、葬儀社経由で手配していれば宗教に合わない花を選んでしまう心配はありません。外部から手配する場合のみ、式の宗教を先に確認してください。

地域・宗派・式場による違い

供花の形式・名札の様式・並べる順序は、地域や宗派、式場の方針によって異なります。この記事は一般的な例のご紹介です。迷ったときは、式を担当する葬儀社に確認するのが確実です。

供花を辞退されているとき・参列できないとき

辞退の案内がある式に供花を送るのは、かえって遺族を困らせます。気持ちを伝えたいときは、別の形を選んでください。

  • 四十九日までの間に、自宅に飾れる小ぶりの花を贈る(事前に遺族へ確認を)
  • お悔やみの手紙を送る
  • 参列できない場合は、式に間に合う弔電で弔意を伝える

香典を郵送したい場合の手順と添える手紙の文例は、香典の郵送マナーにまとめています。お悔やみの言葉に迷ったらお悔やみの言葉一覧を参考にしてください。

関連ページ

#供花 #名札 #葬儀 #手配

よくある質問

供花はいつまでに手配すればいいですか?

小さなお葬式の解説では、遅くとも通夜が始まる3時間前までに届くように手配するとされています。祭壇まわりの飾り付けに間に合わせる必要があるためです。訃報を受けたら、まず遺族が供花を辞退していないかを確かめたうえで、早めに式を担当する葬儀社へ連絡してください。

供花の名札を連名にするとき、名前の順番はどう書きますか?

地位や肩書きが上の方を右から順に書くのがルールとされています。連名は2〜4名程度が一般的で、人数が多い場合は「〇〇部一同」「友人一同」のようにまとめます。

供花と香典は両方送るものですか?

両方そろえる決まりはありません。参列して香典を渡したうえで、故人との関係が深い場合や会社・親族として名前を出す場合に供花も出す、という形が多く見られます。遺族が香典や供花を辞退している場合は、その意向を優先してください。

供花の金額はいくらくらいですか?

全国的な統計調査は確認できていません。目安として、小さなお葬式の解説ではスタンドフラワーが1万円〜3万円程度、かご花が数千円〜2万円程度と紹介されており、一対(2基)ならその倍額です。式全体との釣り合いがあるため、実際の金額は式を担当する葬儀社に確認するのが確実です。

遺族に供花を辞退されたらどうすればいいですか?

無理に送らないのが礼儀です。それでも気持ちを形にしたい場合は、四十九日までの間に自宅へ飾れる花を贈る、お悔やみの手紙を送るなどの方法があります。その場合も、事前に遺族へひとこと確認してからにすると行き違いがありません。

出典

  1. 小さなお葬式「葬儀に贈る『供花』とは?名前の書き方や手配の注意点」
  2. 小さなお葬式「【供花の数え方】1基?1対?供花にまつわるマナーや値段も紹介」