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作法

法事・法要

法事のお供え物|定番・金額目安・のしの書き方

法事のお供え物|定番・金額目安・のしの書き方
この記事のまとめ

法事のお供え物は、個包装で日持ちするお菓子や果物、線香などの消え物が定番です。金額は葬儀社の解説で3,000円〜5,000円程度が目安とされています。掛け紙(のし)の表書き・水引の選び方と渡し方をまとめました。

結論

法事のお供え物は、個包装で日持ちするお菓子、果物、線香、ろうそくなど「消え物」が定番です。金額は葬儀社の解説で3,000円〜5,000円程度が目安とされています。掛け紙(のし)は黒白または黄白の結び切りの水引に、表書きは時期を問わず使える「御供」が選びやすく、施主への挨拶のときに紙袋から出して渡します。

要点は次の5つです。

  • 品物は「あとに残らない消え物」。個包装・常温・日持ちの3条件で選ぶ
  • 金額は3,000円〜5,000円程度が目安(小さなお葬式の解説)
  • 表書きは「御供」「御供物」が時期・宗教を問わず使いやすい
  • 水引は結び切り。黒白が全国的に通用し、関西では四十九日以降黄白も
  • 渡すのは施主へ。祭壇に自分で置かない

このページは品物で持参するお供えの選び方とのしの書き方を扱います。現金で包む場合(御仏前・御供物料)は法事の香典相場、僧侶へのお礼はお布施の相場と渡し方で解説しています。

定番のお供え物|「消え物」で選ぶ

お供え物は、食べたり使ったりするとなくなる「消え物」を選ぶのが一般的です。小さなお葬式の解説で挙げられている定番は次のとおりです。

品物選ぶときのポイント
お菓子クッキー・マドレーヌなどの焼き菓子、羊羹・もなか・せんべいなど。個包装で日持ちするもの
果物季節のもの。日持ちを考えて選ぶ
線香・ろうそく消え物の代表格。日々の供養で使ってもらえる
飲み物お茶やジュースなど。分けやすいものを
トゲのあるバラや香りの強い花は避ける

法要のあと、お供え物は参列者や親族で分けて持ち帰ることがよくあります。小分け・個別包装で、常温で日持ちするものを選ぶと、施主が扱いに困りません。故人が好きだったお菓子やお酒を選ぶ方法もありますが、酒類は家の考え方が分かれるため、施主との関係性を踏まえて判断してください。

避けたい品物

殺生を連想させるものと、語呂の悪いものは避けるのが慣習です。

  • 肉や魚、ハム・ベーコンなどの加工品(「四つ足生臭もの」と呼ばれ避けられます)
  • 4個入り・9個入りの詰め合わせ(「死」「苦」を連想させるため)
  • においの強いお菓子や、華やかすぎるパッケージのもの
  • トゲのある花、香りの強すぎる花

金額の目安

小さなお葬式の解説では、法事のお供え物は3,000円〜5,000円程度が目安とされています。故人との関係の深さや地域の慣習によって幅はありますが、高額すぎる品は、イオンのお葬式の解説にあるとおり、遺族にお返しの負担をかけてしまう可能性があります。

「気持ちを示しつつ、相手に気を遣わせない」あたりに落ち着かせるのがこの慣習の考え方です。現金(御供物料)と品物を両方持参する地域もあるため、迷ったら親族の年長者に土地の慣習を確認してください。

のし(掛け紙)の書き方

贈答品にかける紙は「のし紙」と呼ばれがちですが、正式には使い分けがあります。のし(熨斗鮑)は慶事の飾りなので、弔事のお供え物には、のしのない水引と表書きだけの「掛け紙」を使います。店頭で「仏事用ののしを」と伝えれば掛け紙を用意してもらえるので、呼び方の違いを気にしすぎる必要はありません。

水引の選び方

  • 結び方 — 結び切り(不幸が二度と繰り返されないようにという意味)。蝶結びは慶事用なので使いません
  • 色 — 黒白が全国的に通用します。関西などでは四十九日法要以降に黄白を使う地域があります
  • 本数 — 5本が基本

イオンのお葬式の解説では、判断に迷う場合は黒白を選べば全国的に通用するとされています。地域によって「三回忌までは黄白を使わない」といった違いもあるため、気になるときは購入店や葬儀社に確認してください。

表書きの書き方

表書き使う場面
御供(おそなえ・ごくう)・御供物(ごくもつ)時期や宗教を問わず使える
御霊前四十九日より前(浄土真宗を除く)
御仏前四十九日以降。浄土真宗では時期を問わず

迷ったら「御供」がいちばん無難です。御霊前と御仏前の使い分けの背景は御霊前と御仏前の違いで詳しく説明しています。

墨の濃さは、日程が前もって決まっている法事なら普通の濃さの墨で書きます。薄墨は「突然の悲しみで墨が涙で薄まった」という意味を持つため、通夜・葬儀の香典で使うものとされています。

名前の書き方

水引の下段中央に、贈り主のフルネームを書きます。

  • 夫婦連名 — 中央に夫のフルネーム、その左に妻の名前のみ
  • 3名までの連名 — 目上の人を右にして順に並べる
  • 4名以上 — 代表者名の左に「他一同」「有志一同」と書き、全員の名前は別紙で添える

内のしと外のし

手渡しする場合は、包装紙の上から掛け紙をかける「外のし」が一般的です。誰からのお供えかひと目でわかるため、品物が多く集まる法要で施主が整理しやすくなります。宅配便で送る場合は、掛け紙が配送中に傷まないよう、品物に直接かけて上から包装する「内のし」が向いています。

渡し方|施主へ手渡すのが基本

お供え物は、祭壇や仏壇に自分で置くのではなく、施主に手渡します。

  1. 会場に着いたら、施主への挨拶のタイミングで渡す
  2. 紙袋や風呂敷から中身を取り出す(袋のまま渡さない)
  3. 相手から表書きが読める向きにして、両手で差し出す
  4. 「心ばかりですが、御仏前にお供えください」と一言添える
  5. 紙袋・風呂敷は持ち帰る

法要に参列できず品物を送る場合は、法要の前日までに届くように手配し、送り状に誰の法要か・開催日・喪主名を書き添えるとされています(小さなお葬式の解説)。

お供え物はいつまで持参する?

小さなお葬式の解説では、年忌法要では七回忌までお供え物を持参し、それ以降は不要とすることが多いとされています。ただしこれも家と地域の慣習次第です。回を重ねた法要では、施主から「お供えは不要」と案内されることもあるので、案内があればそれに従ってください。

なお、いただいたお供えへのお返し(引き出物・香典返し)の掛け紙は書き方が変わります。施主側の方は香典返しののしを参考にしてください。お盆やお彼岸のお供えは時期の慣習が加わるため、お盆はいつから?お彼岸はいつ?とあわせてどうぞ。

地域・宗派・家による違い

お供え物の品選び・掛け紙・渡し方の慣習は、地域や宗派、家によって異なります。この記事は一般的な例のご紹介です。迷ったときは、施主や親族の年長者、法要を手配する葬儀社・購入店に確認するのが確実です。

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よくある質問

法事のお供え物の金額はいくらぐらいが目安ですか?

小さなお葬式の解説では、3,000円〜5,000円程度が目安とされています。故人との関係や地域によって幅があり、高額すぎる品はかえって遺族のお返しの負担になるとされています。迷ったら、この範囲で日持ちするお菓子などを選べば大きく外しません。

お供え物ののしには何と書けばいいですか?

表書きは、時期や宗教を問わず使える「御供(おそなえ・ごくう)」や「御供物(ごくもつ)」が無難とされています。四十九日より前は「御霊前」、以降は「御仏前」と書き分ける案内もあります。ただし浄土真宗では時期を問わず「御仏前」を使います。水引の下に贈り主のフルネームを書きます。

お供え物の代わりに現金を包んでもいいですか?

現金を包む場合は、不祝儀袋に「御供物料(おくもつりょう)」または「御仏前」と表書きして持参します。品物と現金のどちらにするか、両方持参するかは地域や家の慣習によって異なります。法事の香典の金額や表書きの詳細は、法事の香典相場のページで解説しています。

お供え物はいつ、どうやって渡せばいいですか?

会場に着いて施主に挨拶するタイミングで渡すのが一般的です。紙袋や風呂敷から中身を取り出し、相手から表書きが読める向きにして「御仏前にお供えください」と一言添えて両手で渡します。紙袋は持ち帰ります。祭壇や仏壇に自分で直接置かず、施主に手渡すのが基本です。

お供え物に花や果物を選んでもいいですか?

どちらも定番のお供え物です。ただし花は、トゲのあるバラや香りの強すぎるものを避けるとされています。果物は日持ちするものを選び、個数が4個や9個にならないよう気をつけると安心です。生ものなので、遠方へ送る場合は菓子や線香など常温で日持ちする品のほうが扱いやすくなります。

出典

  1. 小さなお葬式「法事にはお供え物が必要?お供えに最適な品物や相場、マナーを確認しよう」
  2. 小さなお葬式「お供えの「のし」はどれを選ぶ?書き方やお供え物の選び方も解説」
  3. イオンのお葬式「お供えののし紙の書き方マナー‐表書き・水引の選び方などを解説」