三十三回忌は亡くなってから満32年の祥月命日に営む年忌法要で、最後の年忌(弔い上げ)とする家が多いとされています。弔い上げの意味と決め方、そのあとの永代供養・お墓の選択肢までまとめました。日付計算機つき。
三十三回忌は、故人が亡くなってから満32年の祥月命日(しょうつきめいにち・亡くなった月日と同じ日)に営む年忌法要です。2026年に三十三回忌を迎えるのは1994年に亡くなった方です。三十三回忌を最後の年忌法要(弔い上げ・とむらいあげ)とする家が多いとされており、この法要は「その後の供養とお墓をどうするか」を決める節目にもなります。日付は法要日程計算機で確認できます。
三十三回忌はいつ?数え方
三十三回忌は、亡くなってから満32年の祥月命日に営みます。回忌の数字は経過年数よりひとつ大きく進むため、33年後ではなく満32年です。2026−32=1994年に亡くなった方が、2026年に三十三回忌を迎えます。
出典: 小さなお葬式「回忌の正しい数え方を解説!」 https://www.osohshiki.jp/column/article/1305/
30年以上前の命日となると、正確な日付の記憶が家族の中でも揺れがちです。位牌や過去帳で命日を確かめたうえで、法要日程計算機に入れると日付と曜日がすぐ出ます。祥月命日の当日に集まりにくい場合は、前倒しが習わしとされているため、命日より前の直近の土日で菩提寺と調整してください。ここまでの年忌の一覧は回忌早見表にまとめています。
弔い上げとは|三十三回忌で終える家が多い
弔い上げとは、故人のために営んできた年忌法要を終わりにする、最後の年忌法要のことです。弔い上げのあとは、故人の霊をご先祖さまの霊とあわせて弔っていく形になります。時期は三十三回忌または五十回忌とすることが多いとされています。
出典: 小さなお葬式「回忌の正しい数え方を解説!」 https://www.osohshiki.jp/column/article/1305/
三十三回忌が区切りとされてきた背景のひとつに、十三仏(じゅうさんぶつ)の考え方があります。法要ごとに13の仏さまを当てはめる信仰で、初七日の不動明王から始まり、三十三回忌の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)が最後の仏さまにあたるとされています(全日本宗教用具協同組合の解説による)。十三の仏さまをひとまわりする法要が、三十三回忌というわけです。
出典: 全日本宗教用具協同組合「十三仏の話」 https://www.zenshukyo.or.jp/5530/
弔い上げにするかどうかの決め方
三十三回忌で必ず弔い上げにする、という決まりはありません。五十回忌まで続ける家もあります。判断の材料は、次の3つを順に確かめると整理しやすくなります。
- 故人を直接知る人が、あと何年集まれるか。満32年の時点で、参列の中心は故人の子や孫の世代に移っています
- 次の年忌(五十回忌・満49年)まで、さらに17年あること
- お墓と仏壇を、この先誰が守っていくのか
このうちどれかひとつでも見通しが立たないなら、三十三回忌を弔い上げにする方向で菩提寺に相談するのが現実的です。逆に承継者がはっきりしていて親族の意向もあるなら、続ける選択に何の問題もありません。宗派や地域の慣習によって区切り方が違うため、最終的には菩提寺との相談で決めてください。
当日の営み方
弔い上げとして営む場合も、法要の進み方そのものは通常の年忌と大きくは変わりません。読経、焼香のあと、会食の席を設ける家もあります。三回忌以降の法要では略喪服を着用できるとされており、三十三回忌は平服(黒や紺などの略喪服)で営む例が多く見られます。案内状には、この法要を弔い上げとする旨をひとこと添えると、参列者も心づもりができます。
出典: 小さなお葬式「十三回忌の次は何回忌の法要?」 https://www.osohshiki.jp/column/article/1197/
弔い上げのあとの供養とお墓
弔い上げは「供養をやめること」ではありません。個別の年忌法要を終えて、ご先祖さまとしてまとめて弔う形に切り替えることです。そのため、弔い上げのあとの供養とお墓の形を決めておく必要があります。
選択肢の軸は、お墓を承継する人がいるかどうかです。
- 承継者がいる場合: お墓はそのまま守り、お盆やお彼岸のお参りを続けていきます
- 承継者がいない・遠方で守れない場合: 寺院や霊園に供養と管理を任せる永代供養(えいたいくよう)に切り替える、または墓じまいをして遺骨を移す方法が選択肢になります
弔い上げのあとに永代供養へ切り替えて寺院に供養してもらう形は、葬儀社の解説でも案内されています。仕組みと選び方は永代供養とはに、お墓を閉じる手順と親族との進め方は墓じまいとはにまとめています。三十三回忌の案内を出す前に読んでおくと、当日親族が集まった席でそのまま相談できます。
出典: 小さなお葬式「十三回忌の次は何回忌の法要?」 https://www.osohshiki.jp/column/article/1197/
宗派・地域による違い
弔い上げの時期や三十三回忌の営み方は、宗派だけでなく、地域や寺院、家ごとの慣習によっても異なります。浄土真宗のように年忌の考え方自体が異なる宗派もあります。この記事は一般的な例のご紹介です。迷ったときは、菩提寺や法要を担当する寺院に確認するのが確実です。
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よくある質問
三十三回忌は亡くなってから何年目に行いますか?
満32年の祥月命日(亡くなった月日と同じ日)に営みます。回忌は「亡くなってからの年数に1を足した数」で呼ぶため、33年後ではありません。2026年に三十三回忌を迎えるのは、1994年に亡くなった方です。
弔い上げとは何ですか?
故人のために営んできた年忌法要を終わりにする、最後の年忌法要のことです。弔い上げのあとは、故人の霊をご先祖さまの霊とあわせて弔っていく形になります。三十三回忌または五十回忌で弔い上げとすることが多いとされています。
三十三回忌で必ず弔い上げにしなければいけませんか?
決まりはありません。五十回忌まで続ける家もあれば、宗派・地域によって別の区切り方をする場合もあります。家族の意向とこの先の承継の見通しを整理したうえで、菩提寺に相談して決めるのが確実です。
弔い上げのあと、お墓や位牌はどうすればいいですか?
承継する人がいればお墓はそのまま守っていけます。承継が難しい場合は、寺院や霊園に供養を任せる永代供養や、墓じまいをして遺骨を移す方法が選択肢になります。位牌の扱いも含めて、菩提寺と相談しながら進めてください。
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