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作法

法事・法要

初盆(新盆)とは|いつ・何をする・準備リスト

初盆(新盆)とは|いつ・何をする・準備リスト
この記事のまとめ

初盆(新盆)は、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。四十九日の前にお盆が来る年は、翌年を初盆とするのが一般的。時期の見分け方と、白提灯や法要など準備の手順を順番にまとめました。

結論

初盆(新盆)は、亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。2026年の全国的なお盆は8月13日(木)〜16日(日)。四十九日が明ける前にお盆が来る場合は、翌年のお盆を初盆とするのが一般的です。

この記事の要点です。

  • 初盆=四十九日の忌明け後、最初に迎えるお盆
  • 忌明け前にお盆が来たら、初盆は翌年に回すのが一般的
  • 白い提灯を飾るなど、いつものお盆と迎え方が変わる
  • 僧侶に読経を依頼し、親族を招いて法要を営む家庭が多い
  • 準備は菩提寺への連絡から。お盆の時期は寺院の予定が埋まりやすい

初盆(新盆)とは

浄土宗の公式サイトでは、「亡くなって四十九日を過ぎて以降に初めて迎えるお盆」を新盆・初盆と呼ぶと案内されています。

初盆と新盆は同じ行事です。初盆(はつぼん)、新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)など、地域によって呼び方や読み方が分かれます。どちらで呼んでも間違いではありません。

故人が初めて帰ってくるお盆として、いつもの年より丁寧に迎える。それが初盆の基本的な考え方です。

初盆はいつ?四十九日との関係

判断の軸はひとつだけです。お盆が来る時点で、四十九日が明けているかどうか。

  • 四十九日が明けたあとにお盆が来る場合 → その年が初盆
  • 四十九日が明ける前にお盆が来る場合 → 翌年のお盆が初盆

亡くなった日を1日目として数える一般的な流儀では、2026年6月29日に亡くなった場合、四十九日はちょうどお盆最終日の8月16日にあたります。これより後に亡くなった場合は忌明け前にお盆が終わるため、初盆は翌2027年とするのが一般的です。東京など7月盆(7月13日〜16日)の地域では、この分かれ目も早まります。

境目の時期に亡くなった場合の判断は、地域や寺院によって異なります。命日を入れるだけで四十九日と初盆の目安がわかる法要日程計算機で確かめたうえで、最終的には菩提寺に相談してください。

お盆そのものの日程や迎え火・送り火のやり方は、お盆はいつから?にまとめています。

初盆は何をする?いつものお盆との違い

基本の過ごし方は通常のお盆と同じで、お墓参りをし、ご先祖さまをお迎えします。そのうえで、初盆ならではの迎え方が加わります。

浄土宗の公式サイトでは、新盆には白い提灯を家の軒下につるすなど、いつものお盆とは違った飾り方をすることがあると紹介されています。白い提灯は初盆だけのものとして、一度きりで役目を終える扱いとする地域も知られています。役目を終えた白提灯は、寺院に納めてお焚き上げをお願いする方法が知られていますが、扱いは地域や寺院によって異なるため、法要の際に確認しておくと迷いません。

また、初盆では僧侶に読経をお願いし、親族や故人と親しかった人を招いて法要を営む家庭が多くあります。法要のあとに会食(お斎・おとき)の席を設けることもあります。どこまで人を招くかに決まりはありません。親族だけで営む家庭もあれば、故人の友人まで声をかける家庭もあります。故人との関係と、招く側の負担の両方を見て決めれば大丈夫です。

初盆の準備リスト(順番どおり)

  1. 菩提寺に連絡し、法要の日程を決める。お盆の時期は寺院の予定が埋まりやすいため、日程が見えたら早めに相談する
  2. 法要の場所を決める(自宅・寺院・会場)
  3. 招く範囲を決めて、親族や故人と親しかった人に連絡する。改まった案内状でなくても、親族なら電話やメールで十分です。日時・場所・会食の有無を伝えます
  4. 会食(お斎)の有無を決め、必要なら手配する
  5. 白提灯や盆棚など、飾りを用意する
  6. 参列者への返礼品を手配する。日持ちのするお菓子やお茶など、あとに残らない品(消えもの)を選ぶことが多いようです
  7. お布施を準備する

お布施の考え方と包み方は、初盆・お盆のお布施はいくら?で詳しく説明しています。お布施全般の基本はお布施の相場と渡し方もどうぞ。

服装と香典

服装は、施主側は喪服が無難とされています。参列側は喪服または黒や紺などの落ち着いた服装が一般的ですが、案内状に「平服でお越しください」とあればそれに従います。夏の法要なので、上着の着脱で調整できる服装にすると過ごしやすくなります。

参列する側は香典を持参します。四十九日を過ぎているため、表書きは「御仏前(ごぶつぜん)」が一般的とされています。香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが丁寧です。袱紗の色や包み方は袱紗の記事、香典マナーの全体像は香典のマナー総合ガイドで確認できます。

宗派による違い(浄土真宗の場合)

浄土真宗本願寺派の公式サイトでは、お盆を迎えるための特別な準備は必要なく、追善供養や精霊棚もいらないと案内されています。浄土真宗ではお盆を「歓喜会(かんぎえ)」とも呼び、故人を偲びながら仏さまの教えを聞く機会とされています。

同じ初盆でも、宗派が違えば迎え方は変わります。白提灯や盆棚を用意する前に、自分の家の宗派とお寺の考え方を確認しておくと、準備の無駄がありません。

地域・宗派・寺院による違い

初盆の迎え方は、宗派だけでなく、地域や寺院、家ごとの慣習によっても異なります。この記事は一般的な例のご紹介です。迷ったときは、菩提寺や法要を手配する葬儀社に確認するのが確実です。

迷ったら、ひとりで抱えない

初盆は、喪主や施主として迎える行事のなかでも、判断することが多い行事です。日程、招く範囲、飾り、お布施。ひとつずつ菩提寺と親族の年長者に確認していけば、間違いのない形に落ち着きます。

法事・法要全体の流れは法事・法要の基本ガイドにまとめています。

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よくある質問

初盆と新盆はどう違いますか?

同じ行事です。四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆を指し、初盆(はつぼん)、新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)など、地域によって呼び方や読み方が分かれます。

四十九日の前にお盆が来る場合はどうなりますか?

忌明け前にお盆が来る場合は、その年ではなく翌年のお盆を初盆とするのが一般的です。ただし数え方や判断は地域や寺院によって異なるため、菩提寺に確認するのが確実です。

初盆に白い提灯を飾るのはなぜですか?

浄土宗の公式サイトでは、新盆には白い提灯を家の軒下につるすなど、いつものお盆とは違う飾り方をすることがあると紹介されています。初めてのお盆を迎える家であることを表す慣わしとして知られていますが、地域によって違いがあります。

初盆の香典の表書きは何と書きますか?

四十九日を過ぎているため「御仏前」が一般的とされています。ただし宗派や地域によって扱いが異なる場合があるので、迷ったときは「御供物料」とするか、親族や葬儀社に確認すると安心です。

初盆に何もしないのは非常識ですか?

決まった形があるわけではありません。浄土真宗のように特別な準備をしないと案内する宗派もあり、家族だけで静かに故人を偲ぶ形もあります。親族との関係もあるため、迷ったら菩提寺や親族の年長者に相談してください。

出典

  1. 浄土宗「盂蘭盆会」
  2. 浄土宗「2022年のお盆はいつ?お墓参りなどお盆の過ごし方も紹介」(2022年)
  3. 浄土真宗本願寺派 仏教語豆事典「盆」
  4. 浄土真宗本願寺派「お盆迎える心持ち」