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作法

香典・ご祝儀

兄弟・姉妹の香典相場|年代別の目安と夫婦で出す場合

兄弟・姉妹の香典相場|年代別の目安と夫婦で出す場合
この記事のまとめ

兄弟・姉妹の香典は、参列者調査では最多回答額5万円・平均45,452円です(全互協・令和3年度)。夫婦で参列する場合は連名で1つにまとめるのが一般的です。年代別の調査データと連名の書き方、相場診断つき。

結論

兄弟・姉妹への香典は、葬儀の参列者調査では最多回答額5万円・平均45,452円です(全互協・令和3年度)。夫婦で参列する場合は連名で1つにまとめるのが一般的です。自分が喪主を務める場合は包みません。年代別の目安は香典相場診断でも確認できます。

要点は次の4つです。

  • 調査の最多回答額は5万円。親に次いで高い続柄
  • 自分が喪主・施主なら包まない。別世帯から参列するなら包むのが通例
  • 夫婦で参列するなら連名で1つ。会食に2人出るなら多めの配慮を
  • 4・9の付く額と偶数、新札は避けるとされる

兄弟・姉妹の香典データ(年代別)

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)が、個人葬の会葬者5,177名から回答を得た調査(令和3年度実施)では、兄弟姉妹への香典は次のとおりでした。

あなたの年代最多回答額平均額
10代〜20代
30代19,333円
40代5,000円29,167円
50代54,000円
60代以上50,000円47,357円
全体50,000円45,452円

—=調査データなし(全互協調査でサンプル僅少のため非公表)

出典: 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「第6回 香典に関するアンケート調査」(令和3年度実施)

この表は3つの前提つきで読んでください。

  • 通夜・葬儀で参列者が実際に包んだ額の実態調査であり、推奨額ではありません
  • 「調査データなし」は、該当サンプルが得られなかったか僅少のため集計されていないセルです。兄弟姉妹は他の続柄よりこのセルが多く、年代別の数字は限られています
  • 報告書は、最多回答額と平均額の差が大きい続柄について、一部の高額な回答が平均を引き上げていると分析しています。40代の最多回答額5,000円と平均29,167円の開きも、この構造によるものです

年代別の数字が薄いぶん、実際には全体の最多回答額5万円を軸に、地域の慣習と自分の立場で調整する形になります。他の続柄との比較は香典相場早見表でまとめて確認できます。

自分の立場を先に整理する

兄弟姉妹の葬儀では、喪主が誰かで自分の立ち位置が変わります。

  1. 故人の配偶者や子が喪主を務め、自分は別世帯から参列する場合。香典を包むのが通例です
  2. 自分が喪主・施主を務める場合。香典を受け取る側なので包みません
  3. 高齢の親が喪主で、実務はきょうだいで分担する場合。香典を包んだうえで手伝いに回る形が多く見られますが、家によって取り決めが分かれるところです

いずれも、きょうだい間で金額と役割の足並みをそろえておくと、あとで気まずさが残りません。誰かひとりだけ突出して多い・少ないという状態がいちばん揉めやすいためです。親の立場での考え方は親の香典はいくら?にまとめています。

夫婦で出す場合は連名で1つ

夫婦で参列する場合、香典袋は2つに分けず、夫婦連名で1つにまとめるのが一般的です。

  • 表書きの下段、中央に夫のフルネーム、その左に妻の名前だけを並べる形が広く使われています
  • 通夜振る舞いや精進落としに2人とも同席するなら、その分をふまえて多めに包む配慮が広く行われています
  • 配偶者の兄弟姉妹(義理の兄弟)の葬儀でも、同じく夫婦連名で1つが一般的です

金額を自分たちだけで決めにくいときは、親や年長のきょうだいに「いくらにするか」を先に聞いてしまうのが実務的です。親族間の香典は、横並びであること自体に意味があります。連名の書き方の詳細は香典の書き方で図解しています。

袋と金額のマナー

包む段になったら、確認するのは次の4点です。

  1. 4と9の付く額、偶数は避けるのがタブーとされています(全互協・全葬連のマナー解説)
  2. 新札は「事前に用意していた」と捉えられるため避けるとされています
  3. 表書きは、仏式では四十九日より前は「御霊前」、以降は「御仏前」。浄土真宗では葬儀の時点から「御仏前」を使うとされています。詳しくは御霊前とは
  4. 表書きは薄墨が正式とされますが、最近では黒インクでも問題ないとされています

当日は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で表書きを相手に向けて両手で渡します。

参列できないきょうだいがいる場合

遠方在住や入院などで、きょうだいのうち誰かが参列できないことは珍しくありません。その場合の香典は、参列するきょうだいに託して代わりに受付へ出してもらうか、現金書留で喪主宛てに送る方法が知られています。送るときは、お悔やみと参列できないお詫びを書いた手紙を添えると丁寧です。

本人が後日あらためて弔問し、直接手渡す形もあります。いずれにしても「参列できないから何もしない」より、いずれかの形で弔意を届けるほうが、親族間のしこりになりません。

地域・宗派・家ごとの違い

香典の額や作法は、地域の慣習、宗派、家ごとの取り決めによって異なります。この記事は全国調査と一般的な例のご紹介です。迷ったときは、親族の年長者や式を担当する葬儀社に確認するのが確実です。

参列前にあわせて確認

忌引きの日数は法律ではなく勤務先の就業規則で決まります。忌引き日数チェッカーで続柄別の目安を見たうえで、就業規則か人事に確認してください。

遠方で参列がかなわないときは、弔電で弔意を伝える方法もあります。続柄と年代から目安を出し直したいときは、いつでも香典相場診断へどうぞ。

#香典 #兄弟 #姉妹 #夫婦連名

よくある質問

兄弟の葬儀で自分が喪主を務める場合、香典は包みますか?

包まないのが一般的です。香典は喪家に対して外から贈るもので、喪主は受け取る側にあたります。故人に配偶者や子がおらず、きょうだいが喪主を務めるケースでは、香典ではなく葬儀費用の分担を親族間で相談する形が多く見られます。

夫婦で参列する場合、香典は2人分包みますか?

香典袋は夫婦連名で1つにまとめるのが一般的です。通夜振る舞いや精進落としに2人とも同席する場合は、その分をふまえて多めに包む配慮が広く行われています。具体的な額は親族の年長者に合わせると安心です。

配偶者の兄弟姉妹(義理の兄弟)の場合はどうしますか?

この場合も夫婦連名で1つ包むのが一般的です。額は自分の兄弟姉妹と同じ考え方をする家庭が多いとされますが、家や地域の慣習によるため、配偶者を通じて先方の親族の慣例を確認するのが確実です。

若い年代の調査データがないのはなぜですか?

全互協の調査報告書では、該当サンプルが得られなかったか僅少のため集計されていないセルがあり、兄弟姉妹の10代〜20代などが該当します。このページでは推測で埋めず「調査データなし」として掲載しています。

金額で避けたほうがよい数字はありますか?

4は死、9は苦を連想させるため、偶数とあわせて避けるのがタブーとされています(全互協・全葬連のマナー解説)。また新札は事前に用意していたと捉えられるため避けるとされています。

出典

  1. 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「第6回 香典に関するアンケート調査(令和3年度実施)」
  2. 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「第6回 香典に関するアンケート調査」集計結果
  3. 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「お葬式のマナー」
  4. 全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)「香典袋とは」