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作法

葬儀・マナー

喪中の初詣|神社は忌明けから・お寺は忌中でも参拝できる

この記事のまとめ

喪中でも、忌が明けていれば神社の初詣に行って差し支えないとされています。控えるのは忌中(神式は五十日祭、仏式でいう四十九日ごろまで)で、お寺への参拝は忌中でも問題ありません。鳥居・お守り・破魔矢・お神札の扱いまで、神社本庁の解説をもとに整理しました。

結論

喪中でも、忌が明けていれば神社の初詣に行って差し支えないとされています。控えるのは忌中(神式は五十日祭まで、仏式でいう四十九日ごろまで)の間です。お寺への参拝は忌中でも問題ないとされているため、神社を控える年でもお参りはできます。

判断の分かれ目は「喪中かどうか」ではなく「忌が明けているかどうか」です。先に3点だけ押さえてください。

  • 神社 → 忌中は控える。忌が明けたら喪中の間でも参拝できる
  • お寺 → 忌中でも差し支えない
  • 忌中にどうしてもというとき → 神職に相談し、お祓いを受ける方法がある

喪中と忌中で答えが変わる

「喪中は1年間、初詣に行けない」と受け取られがちですが、神社本庁の解説はそういう区切り方をしていません。故人を悼む期間は「忌」と「服」に分かれ、行動を控えるのは前半の「忌」です。

神社本庁の解説では、地域に慣例がある場合はその慣例に従うのが適切とされたうえで、慣例がない場合は五十日祭までが「忌」の期間、一年祭までを「服」の期間とするのが一般的と案内されています。仏式でいえば、四十九日までが忌中、一周忌までが喪中にあたります。

すること忌中(五十日祭・四十九日ごろまで)忌明け後(喪中の間)根拠にした解説
神社への初詣控える再開して差し支えない神社本庁
お寺への初詣差し支えない差し支えない小さなお葬式
お守り・お札・破魔矢を受ける受けられないとされている差し支えない小さなお葬式
古いお守り・お札を返納する郵送する、またはお寺を訪ねる直接返納できる小さなお葬式
新しいお神札を受ける忌が明けてから受ける受けてよい神社本庁
家庭でのおまつり(神棚)控える(白い半紙を貼るか屏風を立てる)再開して差し支えない神社本庁

出典: 神社本庁「服忌について」 https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/bukki/

年末年始に身内を亡くすと、忌の期間とお正月がそのまま重なります。その年は初詣を見送り、忌が明けてから改めてお参りする形になります。神社本庁の解説でも、年末年始が忌の期間と重なるときにはお神札を忌明けの後に受けるよう案内されています。

神社は忌が明けてから

神社本庁の解説では、忌の期間には神社の参拝と同じように家庭でのおまつりも控えるとされています。神棚には白い半紙を貼るか屏風を立てて、一時的におまつりを取りやめるのが一般的と案内されています。参拝だけでなく、家の中の神棚まで含めて一度手を止める、という考え方です。

そのうえで、忌の50日間を過ぎれば、原則として神社の参拝も家庭でのおまつりも再開して差し支えないとされています。喪中の1年間ずっと鳥居の前で引き返す必要はありません。

理由は死のとらえ方の違いにあります。神道は死を「穢れ(けがれ)」ととらえるため、忌の期間は聖域に立ち入らないという整理です。仏教はそう考えないため、お寺は扱いが変わります。

比べる点神社(神道)お寺(仏教)
死のとらえ方穢れととらえる穢れとは考えない
忌中の参拝控える差し支えない
忌明け後(喪中の間)の参拝再開して差し支えない差し支えない
根拠にした解説神社本庁「服忌について」小さなお葬式「喪中の初詣はしてもいい?」

お寺への初詣は忌中でも差し支えない

小さなお葬式の解説では、仏教は死を輪廻転生の一部ととらえるため、忌中であってもお寺への参拝に問題はないと案内されています。神社を控える年でも、初詣そのものを諦める必要はありません。

出典: 小さなお葬式「喪中の初詣はしてもいい?」 https://www.osohshiki.jp/column/article/954/

菩提寺がある場合は、年始の挨拶を兼ねてお参りする方もいます。四十九日や一周忌の日程は法要日程計算機で確認できます。

「喪中は鳥居をくぐれない」は言い伝え

鳥居をくぐらずに脇から入る、という話を聞いたことがあるかもしれません。小さなお葬式の解説では、「喪中は鳥居をくぐってはいけない」という言い伝えは誤りとされ、忌中でなければ喪中であっても鳥居をくぐって通常どおり参拝できると案内されています。

線を引くのは鳥居ではなく、忌が明けているかどうかです。忌中であれば鳥居の内も外も控える、忌が明けていれば普段どおりに参拝する。そう考えると迷いません。

忌中にどうしても参拝したいとき

受験や出産など、日を選べない事情でどうしても参拝したいこともあります。その場合は勝手に判断せず、参拝したい神社に先に相談します。

すること確かめること
1参拝したい神社の神職に事前に相談する忌中であることを伝える
2「忌明け払い」というお祓いを受ける受けられるかどうかは神社によって異なる
3お祓いを受けたうえで参拝する地域に慣例がある場合はその慣例が優先される

神社本庁の解説でも、やむを得ず忌中に参拝する場合はお祓いを受けることがすすめられています。小さなお葬式の解説では、事前に神職に相談して「忌明け払い」というお祓いを受けることで参拝が許される場合もあると案内されています。

お守り・破魔矢・お神札の扱い

小さなお葬式の解説では、忌中の間はお守り・お札・破魔矢を受けられないとされ、喪中であれば問題ないと案内されています。古いものを返しに行くときも同じで、忌中は郵送で返納するか、お寺を訪ねる方法が挙げられています。

新しいお神札については、神社本庁の解説が忌明けの後に受けるよう案内しています。年末年始が忌と重なった年は、神棚のお神札を新しくするのも忌が明けてからにします。

地域・神社による違い

服忌の考え方は、地域や神社によって幅があります。神社本庁の解説でも、地域に慣例がある場合はその慣例に従うのが適切とされています。この記事は神社本庁と大手事業者の解説に基づく一般的な例のご紹介です。気になるときは、参拝先の神社や氏神神社に確認するのが確実です。

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よくある質問

喪中に初詣へ行ってもいいですか?

忌が明けていれば差し支えないとされています。神社本庁の解説では、忌の期間(五十日祭まで、仏式でいう四十九日ごろまで)を過ぎれば、原則として神社の参拝や家庭でのおまつりを再開して差し支えないと案内されています。お寺への初詣は忌中でも問題ないとされています。地域に慣例がある場合はその慣例に従うのが適切とされているため、気になるときは参拝先に確認してください。

忌中に神社の参拝を控えるのはなぜですか?

神道が死を「穢れ(けがれ)」ととらえるためと説明されています。神社本庁の解説では、忌の期間には神社の参拝と同じように家庭でのおまつりも控えるとされ、神棚には白い半紙を貼るか屏風を立てて一時的におまつりを取りやめるのが一般的と案内されています。一方、仏教は死を穢れとは考えないため、お寺の扱いは異なります。

喪中は鳥居をくぐってはいけないのですか?

小さなお葬式の解説では、「喪中は鳥居をくぐってはいけない」という言い伝えは誤りとされています。忌中でなければ、喪中であっても鳥居をくぐって通常どおり参拝できると案内されています。控えるかどうかの線は鳥居ではなく、忌が明けているかどうかです。

喪中にお守りや破魔矢を受けてもいいですか?

忌が明けていれば差し支えないとされています。小さなお葬式の解説では、忌中の間はお守り・お札・破魔矢を受けられないものの、喪中であれば問題ないと案内されています。古いお守りやお札の返納は、郵送する方法や、お寺を訪ねる方法があるとされています。

忌中にどうしても初詣に行きたいときはどうすればいいですか?

参拝したい神社の神職に事前に相談してください。小さなお葬式の解説では、「忌明け払い」というお祓いを受けることで参拝が許される場合もあると案内されています。神社本庁の解説でも、やむを得ず忌中に参拝する場合はお祓いを受けることがすすめられています。受けられるかどうかは神社によって異なります。

出典

  1. 神社本庁「服忌について」
  2. 小さなお葬式「喪中の初詣はしてもいい?神社とお寺の違いや忌中の考え方を解説」