三回忌は亡くなってから満2年の祥月命日に営む法要です。回忌は亡くなった年数に1を足して数えるため、3年後ではありません。日程の決め方と準備の流れ、お布施の考え方をまとめました。命日から日付を出せる計算機つき。
三回忌は、故人が亡くなってから満2年の祥月命日(しょうつきめいにち・亡くなった月日と同じ日)に営む年忌法要です。「3年後」ではありません。2024年10月8日に亡くなった方なら、三回忌は2026年10月8日(木)です。当日に集まりにくい場合は、命日より前の土日に繰り上げるのが一般的とされています。
まず押さえておきたいのは次の5点です。
- 時期は満2年の祥月命日。「3年後」と間違えやすいので注意
- 日程をずらすなら前倒し。後ろ倒しは避けるのが慣例
- 準備の流れは一周忌とほぼ同じ。規模は小さくなる傾向
- お布施に決まった金額はない。確認先を持つのが近道
- 正確な日付は法要日程計算機に命日を入れると確認できます
三回忌はいつ?数え方
三回忌は、亡くなってから満2年の祥月命日に営みます。回忌は数え年の考え方で、亡くなった日そのものを1回目の忌日と数えるため、「亡くなってからの年数+1」が回忌の数字になります。満2年の祥月命日は、2年+1で三回忌です。
出典: 小さなお葬式「回忌の正しい数え方を解説!」 https://www.osohshiki.jp/column/article/1305/
具体例で確かめてください。
| 命日 | 一周忌(満1年) | 三回忌(満2年) |
|---|---|---|
| 2024年10月8日 | 2025年10月8日 | 2026年10月8日(木) |
「三回忌だから3年後」と思い込んで案内を出してしまうと、1年ずれた日付で親族を集めることになります。日程を組む前に、法要日程計算機に命日を入れて確かめるのが確実です。七回忌(満6年)以降の数え方は回忌早見表に一覧でまとめています。
当日に集まれないときは前倒しに
祥月命日が平日で集まりにくい場合は、命日より前の直近の土日に繰り上げるのが一般的とされています。命日より後ろへずらすのは避けるべきとされているため、調整は前倒しで行ってください。実際の日取りは、菩提寺(ぼだいじ・先祖代々お付き合いのあるお寺)の都合を先に確認してから決めるとスムーズです。
準備の流れ
準備の段取りは一周忌とほぼ同じです。次の順で進めると迷いにくいです。
- 日程を決める(菩提寺の都合を先に確認してから親族に打診する)
- 会場を決める(自宅・寺院・法要会館など。会食の場所もあわせて検討)
- 僧侶へ正式に依頼する
- 参列してほしい人に案内を出し、出欠を確認する
- 会食(お斎・おとき)と引き出物を人数分手配する
- お布施を準備する
三回忌は、一周忌より規模を小さくして、家族と近しい親族のみで営む例も広く見られます。誰を呼ぶかは施主が決めてよいとされているので、故人との関係と家の事情で判断して問題ありません。
当日は、施主の挨拶、読経、焼香、法話、会食という流れで進むことが多いです。焼香は施主から血縁の近い順に行うのが一般的とされています。
三回忌のお布施
お布施に決まった金額はありません。仏教界の連合団体である全日本仏教会は、お布施の価格を一覧表示した葬儀情報サイトに削除を要請し(2011年)、お布施は対価ではなく喜捨の精神によるものという立場を示しています。法要別のお布施だけを集計した信頼できる公開調査も、現時点で確認できていません。
だから、金額は次の順で確かめるのが現実的です。
- 菩提寺に「皆さまどのくらい包まれていますか」と直接尋ねる
- 親族の年長者に、これまで包んできた金額を聞く
- 法要会館や葬儀社に地域の相場感を聞く
なお、お布施とは別に、僧侶に会場まで出向いてもらった場合は御車代(おくるまだい)を、僧侶が会食を辞退された場合は御膳料(おぜんりょう)を包む慣習があります。いずれも白無地の封筒に表書きをして、お布施と一緒に渡すのが一般的です。
袋の書き方や渡し方も含めた三回忌のお布施の詳細は三回忌のお布施はいくら?に、お布施全般の考え方はお布施の相場と渡し方にまとめています。
服装の目安
一周忌までは喪服が一般的とされる一方、三回忌以降は平服(黒や紺などの略喪服)に移っていく家庭も多くあります。施主側が案内状で「平服でお越しください」と伝えていればそれに従い、指定がない場合は略喪服を選んでおくと浮きません。男女別・立場別の詳しい目安は法事の服装で説明しています。
参列する側の準備
参列する場合は香典を持参します。三回忌は四十九日を過ぎているため、表書きは「御仏前」を使うのが一般的です(全日本葬祭業協同組合連合会の解説では、四十九日以前は御霊前、以降は御仏前とされています)。金額の考え方や袋の選び方は法事の香典相場にまとめています。
香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参すると丁寧です。包み方は袱紗とはを参考にしてください。
三回忌のあとの法要
三回忌の次は七回忌(満6年)で、以降は十三回忌、十七回忌と続き、三十三回忌または五十回忌を最後の年忌(弔い上げ)とすることが多いとされています。この先の一覧は回忌早見表でまとめて確認できます。
年忌を重ねていくうちに、お墓を誰が守っていくかという課題も見えてきます。承継が難しい場合の選択肢は墓じまいとはと永代供養とはで説明しています。
宗派・地域による違い
三回忌の営み方や作法は、宗派だけでなく、地域や寺院、家ごとの慣習によっても異なります。この記事は一般的な例のご紹介です。迷ったときは、菩提寺や法要を担当する寺院に確認するのが確実です。
よくある質問
三回忌は亡くなってから3年後ですか?
いいえ、満2年の祥月命日(亡くなった月日と同じ日)です。回忌は亡くなった日を1回目の忌日と数えるため、「亡くなってからの年数に1を足した数」が回忌の数字になります。2024年に亡くなった方の三回忌は2026年です。
三回忌の日程はどう決めればいいですか?
基本は満2年の祥月命日です。当日に集まりにくい場合は、命日より前の直近の土日に繰り上げるのが一般的とされています。命日より後ろへずらすのは避ける慣例のため、調整は前倒しで行い、菩提寺と相談して決めてください。
三回忌のお布施はいくら包めばいいですか?
お布施に決まった金額はなく、地域や寺院との関係によって幅があります。仏教界の連合団体である全日本仏教会も、お布施は対価ではなく喜捨によるものという立場を示しています。迷ったときは、菩提寺に「皆さまどのくらい包まれていますか」と直接尋ねるか、親族の年長者に確認するのが確実です。
三回忌の服装は平服でもいいですか?
三回忌以降は平服(黒や紺などの略喪服)に移っていく家庭も多くあります。施主側から案内状で「平服でお越しください」と伝えられていればそれに従い、指定がなく迷う場合は略喪服にしておくと安心です。地域や家の考え方によるため、施主や親族への確認が確実です。
三回忌は家族だけで営んでもいいですか?
問題ありません。誰を呼ぶかは施主が決めてよいとされており、三回忌からは規模を小さくして家族と近しい親族のみで営む例も広く見られます。呼ばない方には、法要を済ませた旨を後日知らせると丁寧です。
出典